2013/11/18

茨城大会終了

みなさま

 第53回関ブロ造形研茨城大会が終わり,11月28日(木)29日〈金)の全造連東京研究大会で旗を引き継いで,12月19日(木)のプレ大会(韮崎市立韮崎西中学校;指導助言として文科省の東良調査官を招聘),冬季の研究会,よっちゃばれ展2014,その他の関連企画が行われていきます。
 まずは,関ブロ茨城で提案をしていただいた八田小の田中先生と韮崎西中の坂本先生(当日は体調不良で欠席,代理として浅川実行委員長が提案)両先生の準備に感謝しております。助言者の大月東小の佐藤先生と春日居小の大塚先生,その他サポートをいただいた多くの先生方,本当にありがとうございました。

 さらに,来年2月には甲信越静(山梨,長野,新潟,静岡)の結束力を固めるための企画を準備しています。関東圏ではないのに関ブロに所属している県の底力を確認したいという考えから,現在4県の事務局レベルで企画を進めています。詳細が決まりましたら,ご案内をしますが,義務的な研修ではなく,造形教育を介した楽しい企画ですので,ぜひ参加者が多くなることを望みます。

 12月10日(火)にプレ大会へ向けての準備委員会が行われます。それを確認後,プレ大会本番となります。3者懇談でお忙しい時期ですが,時間のやりくりをして,ぜひご参加いただけるようによろしくお願いします。

                               11月18日   城南中  窪田 ま。

2013/11/15

第53回関東甲信越静地区造形教育研究大会 茨城大会

茨城からです


 みなさま、おはようございます。
 
 昨日より始まった関ブロ造形研茨城大会も最終日となりました。今日は、午前中が公開授業と授業研究会、午後からは分科会です。山梨県からは2つの提案です。
 昨日は都県代表者会、全体会やレセプションの場で来年度の山梨大会の案内を行いました。浅川委員長は何度も壇上に立ち、多少おつかれの様子でしたが、しっかり紹介をしていただきました。関ブロの都県の中で最小の規模の県が全国研を行うわけですから他の都県も興味津々です。

 では、2日目の活動に入ります。報告は12月のプレ大会の折に行います。12月19日は学期末のお忙しい時期(3者懇談もありですね)ですが、大勢の先生方にご参加いただけることをお願い申し上げます。


                11月15日    城南中   窪田 眞敏  (水戸より)

2013/11/11

事務局 事業局 研究局 をつなぐ

みなさま

 昨日まで行われていた,ぺきん堂さんの画材紹介のイベントに行ってきました。絵の具メーカーさんや筆の,紙の,素材の・・・2日間行われていましたが,盛況でした。来年はさらに広い会場で行いたいと専務さんがおっしゃっていました。

 某絵の具会社のブースで新画材の体験をしてしてきました。個人的にまたお知らせします。来年度の展示ブースの件について,名刺を配りながらお話をしてきました。これは事業局のお仕事として。

 山造連事務局が抱える総務のお仕事は3つの局(研究・事業・事務)の繋ぎ役ですので,全体の動きを見ていなさいと実行委員長から仰せつかりました。慣れているというだけでの人選だと思います。さらに大きな動きが生まれるように,アクションを起こしているところです。

お知らせ

 11月16日(土)の12:30ぐらいに甲府市立城南中学校までお越しください。今年度の教育課程研究委員の先生方と関連の先生方による協議会が行われます。図工・美術の授業の充実は,日頃の地道な学びがあって成り立つものです。ちょっとヒントを得たい先生方,図工の指導の方法がよくわからない小学校の先生方,どなたでも気軽に参加可能な場ですので,身ひとつで来てください。おいしくないけれど,温かい飲み物を準備してお待ちしております。前日まで茨城関ブロへ行ってますので充分な準備ができていませんが,美術室とかお見せできますので,どうぞ。
                                      城南中 くぼた ま。

2013/10/16

企画準備中

 来年度の全国・関東大会のために,県内の多くのグループ活動が進行中です。


藤村記念館
藤村記念館(甲府駅を背に北側)

 授業あるいは分科会提案の実践研究が行われているところだと思います。図画工作・美術で大切にする「4つの力」を授業&表現の時間で着実に得るための手立てを県内の先生方みんなで共有して,学びがもたらす「よさ」を子供たちが実感できるようなとりくみにしていきたいと考えます。

 私は大会運営に関わって,渉外と1日目の夕方に実施する「100年授業」の企画を進行中です。造形教育の必要性を問う内容の演劇を,甲府駅北口よっちゃばれ広場で《藤村記念館》を背景にして上演します。キャストは甲府市内の中学生。台本1第1稿があがり,内容検討に入るところです。

 10月24日(木)の準備委員会を経て,10月29日(火)の研究大会で授業者や小中学校の分科会担当などが明らかになるでしょう。

 今年度の関ブロや全造の研究大会に提案者として参加する先生方についても,着々と準備が進んでいます。関ブロは茨城県(11/14・15),全造は東京都(11/28・29)での開催です。山梨県開催前年度ですので,山梨県内の多くの先生方にも参加していただきたいと思います。詳細は事務局長(山梨大学附属中学校内;小俣直喜先生)まで,ご連絡を。丁寧に情報を伝えてくれるはずです。

       10月16日        城南中   窪田 眞敏(とりあえず大会準備に関わってます)

2013/09/07

連絡

山造研+山造連のみなさま

 こんにちは。学園祭シーズンです。
 8月29日に実行委員レベルの企画会議が行われ,来年度の全造・関ブロ造形教育研究大会in山梨の公開授業および授業会場や分科会会場の原案がほぼまとまってきました。
 今年度の2学期後半に予定されている前年度プレ研究大会も実施期日が決まり,文科省の教科調査官へ指導助言の申請を行うこともまとまりました。いよいよ,始まります。


 
 本校の学園祭は明日からです。全校生徒698名の作業をまとめた,テーマ「向日葵」の壁画も完成し,明日の開祭式での披露となります。美術の力で会場にいる全ての人に「あっ!」と言わせます。

                 9月 7日(土)     城南中学校   窪田 眞敏



2013/06/30

関東甲信越静地区造形教育連合の
都県代表者会議に行ってきました!

 6月29日(土),予定していた休日部活を翌日に延期して,東京の墨田区立両国中学校まで行ってきました。新たな役員の承認や,本年度の活動,特に11月の関ブロ茨城大会についての確認が行われました。6月25日(火)の本年度第1回山造連研究大会の席で承認された浅川徹理事長(韮崎西中学校長;全国・関ブロ造形研山梨大会実行委員長)が本年度関ブロの副理事長となり,事務局長の小俣直樹先生(梨大附属中学校)が関ブロ事務監事となったことをご報告します。

 会の終わりに来年度の山梨大会案内を配布し,動画を流して,大会の大筋を紹介してアピールしてまいりました。県外の先生方も,この小さな県が実施する全国大会に期待していることが伝わってきました。長野県の事務局の森崇先生(長野市立北部中)とも来年度へ向けての企画の一部にご協力いただけるようにお話しして来ました。以前,長野県で全造の大会を実施した際に事務局長だった西澤剛先生が今年度から長野県の美術教育研究会の会長に就任されていました。時代は変わりつつあります。山梨からも若手の事務局員である鷹野敦貴先生(甲府南中)にも同行を依頼し,関ブロの活動を学ぶ機会をもちました。

 全造・関ブロ造形研山梨大会の実施準備について,これから3つの部局に関わる先生方に会議の通知が届くと思います。過日,山梨県教育委員会から共催のお話が決定したとご連絡いただいたことはお伝えしましたが,準備研究会は出張として参加いただくことができますので,旅行命令簿の記入,校長の許可印で参加できますのでご心配なさらないでください。年休も,職免の手続きも必要ありません。

 では,山梨大会へのカウントダウンを開始します。

 大会実施まで(本日を抜いて) 486 

                       6月30日    城南中  窪田 眞敏

2013/06/25

本日
研究大会です!

 山造研と山造連合同の,今年度第1回目の研究大会です。

 14:00から,山梨県立美術館の総合実習室で開催です。

 来年度の「全造および関ブロ造形研」の開催について,山梨県教育委員会との共催が決まり,大会準備を含めて,すべての打合せや研修会,研究会参加について,公務として扱われます。先生方の研究活動が充実したものになるように,支援させていただきます。

 多くの先生方のご出席をお待ちしています。

 私は,山道研参加のために本日は途中(15:00過ぎ)で失礼させていただきます。申し訳ありません。


     6月25日              城南中学校   窪田 眞敏

2013/06/19

鷹野晃研究局長語る!

 6月18日(火)午後,山梨県立美術館の総合実習室にて甲府市教育研究協議会造形教育部会の先生方約40名を前にして,研究局長の鷹野晃先生が熱く強く,大会の趣旨や基本方針を語りました。おなじみの自作ビデオを見たり,笑い話を交えて面白く甲府の小中学校の先生方に大会を前に具体的な活動の方針を紹介しました。授業研究への準備も含め,参加された先生方の疑問を少しずつ取り除くものとなりました。

 基礎となる「4つの力」は評価の4観点をもとにつくられていますが,評価のための学びではないことをご理解ください。図工や美術で4つの力を意識した授業を展開することで,子どもたちが何のための学びなのかを自力で把握することができるというのが,この取組の主たる考え方です。

 鷹野先生は今後も,上野原や他の支部へ赴き,多くを伝えていくと思います。研究局長自ら,出向いて伝えるということは過去の大会準備ではなかったことです。

 いよいよ来週6月25日(火)に今年度の第1回目の山造研・山造連合同研究大会が山梨県立美術館で行われます。本大会前年度の第1回目の研究大会がきっちり行われることを望みます。当日は東京の白百合女子大学の安藤聖子教授にご講演をお願いしました。 多くの先生方の参加をよろしくお願いします。

 あと,プロ・プロのデータを持参してください!  個人的なものでOKです。

 学期末を前にお忙しい時期だと思いますが,みなさま,お体に気をつけてお仕事をがんばってください。

             6月19日          城南中  クボタマサトシ



2013/05/19

 みなさま

 こんにちは。初夏の暑さを感じるこのごろです。

 全造連東京大会へ向けて,東京都の先生方の活動状況をお伝えいただくことができました。公開授業(保育)や担当者が枠の中にしっかり入り,内容吟味の段階に入っているようでした。来年度の山梨大会の準備も本格的に動き出していますが,まだ組織の完全編制が終わっておりません。山造研の先生方は支部の活動状況を把握し,人選をよろしくお願いします。幼稚園,保育所,高等学校,大学,特別支援学校,美術館の関係の先生方には,組織内でご支援をいただける先生方に声かけをよろしくお願いします。


 研究局長の鷹野晃教頭(須玉中学校)の所属学校において家庭教育の活性化を期した企画「ずらカレンダー」の取組が昨年度より行われていましたが,本日(5月19日)の山梨日日新聞にその記事が大きく載っていました。言語活動の充実の取組も,このように身近な方言を活かすことで楽しくでき,心にも残る学びとなることがよくわかる内容です。

 左の写真は新聞掲載のものです。学校の誇りみたいな感じで,生徒たちの笑顔が素敵です。


 美術だけでなく,様々な視点で学びの充実に迫ることができること。鷹野先生の手腕がいろいろなところで発揮されているのは,教育の目的をきちんととらえているからなのでしょう。

 山梨大会の研究局長をしながら,地道に学校の運営に関わって多くの時間を費やして,生徒たちの笑顔を生み出している鷹野先生に脱帽です。

 私は事務局なので全造山梨の「研究活動」に関わることができず残念ですが,彼と一緒に図工や美術の発展に関わって山梨の造形教育の推進にご協力いただける先生方は,積極的に手を挙げて一緒に全造山梨大会をつくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

                        5月19日            クボタマサトシ

 

2013/05/10

みなさま

 おはようございます。

 本日,北口プロ・プロです。しかし,作品のネタが・・・・現地(県立図書館2F)までCDあるいはUSBメモリでデータをお持ちいただければ,速攻で上映できます。ご協力ください。

 17:30より準備を行っています。本日は20:00までの上映ですので,19:30までにお届けいただければ対応できます。よろしくお願いします。

                             5月10日    城南中  クボタマサトシ

2013/04/13

みなさま

 こんにちは。
 甲府の先生方から前向きな報告です。

 甲府市の小中学校の図工・美術の先生方の研究サークルは,今年度45名の所属となり,過日顔合わせのための研究会が行われました。その席で,平成26年度の全造山梨大会へ向けて今年度から本格的な研究活動を行っていくことと,組織がどのように活用されるのかという内容でお話をさせていただくことができました。甲府の小中学校の造形教育に関わる先生方のお力添えで,いよいよ動き出せます。

 さらに,6月18日の市の研究会に全造山梨大会の研究局長である須玉中学校教頭の鷹野晃先生をお招きしてお話をお聞きすることとなりました。関わりをもつ甲府市の関係者全員が大会の趣旨および取り組みの骨子,授業づくりの方針を直にお聞きする機会を得ました。

 全県の活動の報告を山造研メールで広めていただくことができれば,さらに活気づいてきます。メールアドレスを事務局までご連絡いただければ,リストに入れてご連絡などの発信が容易になりますので,ご協力ください。

 別の話ですが,月1で進行中の「プロ・プロ」の作品データの募集を行っています。CDなどで城南中の窪田宛に届くようによろしくお願いします。

 国民文化祭課のみなさんのお力添えもいただき,山造研および山造連の活動が進んでいます。昨日も県立図書館の1F(特別に)のガラス壁面で投影してきました。学校のスピーカーを持参して,音入りの上映を行っています。BGMと共に壁面に映る子どもたちの作品がとてもいい感じです。今日は午後1:00から甲府市内のコリド桜町の「ヨコヤマ」さんのウィンドに昼間から上映します。これから向かいます。

 地道な活動で道を拓いて行きたいと考えています。個々のアイデアで盛り上げていってください。面白い企画があれば,事務局までお伝えいただければ幸いです。よろしくお願いします。

  4月13日    城南中学校    クボタマサトシ


 

2013/03/19

本日付で「退職者」および「異動」の情報提供をお願いするメールを送りました

 こんにちは。春が既にやってきました。
 「甲斐のぼこんとう,よっちゃばれ展2013」が先週3月15日(金)をもって終わりました。お手伝いいただいた先生方には,心よりお礼を申し上げます。休日の貴重な時間を提供していただきました。ボランティアでやっていただき,申し訳ありませんでした。今年度は山梨県立美術館のギャラリーを借りることが叶いませんでした。国文祭課への働きかけをして話を進め,2つの病院にもご理解をいただいての実施でした。形は変わりましたが,今後の「まちなか美術館」運営に関して,新たな一歩を踏み出せました。峡南や富士吉田の施設も今後の展示にご協力いただけるように働きかけをしたいと思います。すでに動き出している支部の先生にはありがたく感じています。

 さて,人事異動の情報が行き交う時期となりました。山造研では情報の提供をお願いしたいと思います。今日,山造研メーリングリストで送りました。ご退職の先生には,長年にわたり山梨の造形教育振興にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。つきましては,感謝状と記念品を贈りたいと思います。支部の先生方には,ご退職される先生のお名前と所属校を事務局(梨大附属中;小俣先生か城南中;窪田)までメールにてご連絡いただきたいと思います。

 3月26日までに,その他の先生方の動きも把握させていただきたいと思います。新聞で確認はさせていただきますが,落ちがあっては大変ですので(特に小学校の先生については,よくわからない場合があります)よろしくお願いします。こちらも上記までメールにてご連絡をお願いします。

                 城南中の1年生の「地域再考ポスター」を学校のフェンスに貼りました              

 野外の活動が多い私は,毎日花粉と闘っております。アイボンいい感じです。城南中の1年生の活動をご紹介します。地域への呼びかけをポスターで行っています。みなさん,足を止めて見ていってくれます。簡単なことなのですが,効果があると思います。

 次の北口プロ・プロは4月12日(金)です。開始時刻は18:00前後です。
 作品のデータは随時受け付けていますので,送ってください。当日持参のデータでも,その場で準備して上映しします。よろしくお願いします。

                                          3月19日   窪田 眞敏

 

 

2013/03/07

「富士の国,やまなし国文祭」の「やまなし造形遊び」の通期事業報告

 1月21日(月)から行っていた,市立甲府病院での児童生徒作品展示は3月8日(金)で終了です。国立甲府病院での展示は3月15日(金)まで。先生方のご協力をいただいて成り立っている事業です。9日(土)の作業時に作品をお返ししますので(南都留以外),支部の常任委員の先生には現地に来ていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

 また,明日と明後日はプロジェクター・プロジェクトです。明日が県立図書館での実施。18:00から2時間行います。明後日は甲府市内のコリド桜町の「ヨコヤマ」さん空き店舗にて18:00から2時間です。国文祭の4月からのイベントの開始に伴って4月8日(月)から12日(金)まで県立図書館で毎日行われます。こちらには山造研として参加するかどうかは未定です。

  ご支援やご協力をいただける先生方の数が増えることを期待しています。よろしくお願いします。

   3月 7日  山梨県公立高校入試の1日目         城南中学校   窪田 眞敏

2013/03/05

図工の天使

 「学校の先生はいいな。だって,子どもたちの一番輝いてる瞬間をいつも見ているんだもの。」
ある保護者が話していました。
 考えてみると,子どもたちは家では眠っている時間がほとんどを占めていて,起きている時間のほとんどを学校で過ごしています(!)
 
 

 私たちが担当している図画工作や美術の時間でも,子どもたちのまぶしいくらい輝く姿にたくさん出会っています。山梨の学校で起こった子どもたちの輝きをこのブログを通じて紹介できたらいいなと思います。




「図工のある日」
 

ある小学校の先生が話してくれたお話です。

 ある日のこと,Aさんは,朝から具合が悪く保健室にいました。
 「おうちの人に迎えに来てもらおうか?」
 担任の先生と保健室の先生と校長先生が相談して,おうちの人に迎えに来てもらうことにしたそうです。

 しばらくして,お母さんが玄関にお迎えに来てくれました。
「お大事にね。」と担任の先生は二人を見送ったそうです。

 でも,Aさんとお母さんが校庭で立ち止まって話しを始めました。お母さんは中腰になってAさんと目の高さを合わせて,話しを聞いているようです。
 担任に先生は「どうしたのかな」と思って見ていると,しばらくして,Aさんがお母さんといっしょに玄関に戻ってきたのです。

「先生,この子が今日は図工の時間があるから,どうしても帰りたくない,と言うんです。どうしましょう…。」

 その後どうしたかは~憶えていません。でも,この話しを聞いたとき,その光景が目に浮かんで,何か心がぽっと温かくなる気持ちがしました。

 「図画工作が大好き」というAさんの気持ち。私たち図画工作・美術に携わる人間として,何かしっかり応えなければいけないと思います。

 つくりだす喜びに満ちた授業,夢中になれる授業,新しい自分に会えるような授業~そんな魅力的な図画工作・美術の授業づくりに,もっともっと努力しなければいけないなと思います。

By 鷹野晃

2013/02/27

合同研究大会

 2月26日(火)に,山梨県立美術館で,
山梨県造形教育研究会・山梨県造形教育連合の合同研究大会が行われました。

 小さな県の小さな研究大会。それにしても例年になく超少数精鋭な光景…。

 
 そもそも組織的には~
山梨県造形教育研究会=小・中学校
山梨県造形教育連合=幼稚園・保育園,小中学校,高等学校,大学,特別支援諸学校
という内容的にはとっても誇れるものです。

 「当日は校内行事や他の出張等が重なったから~。」
 「なかなか出張させてもらえないし,遠慮もあるから~。」
 
いろいろな理由があると思います。

 でも,この映像からも「造形教育の危機」が見えてきます。
ちょっと寂しい光景ですが,あえて掲載しました。
 

 さあ,全国&関ブロ山梨大会まで,1年と半年となりました。
ここからがスタート。この現実から歩き続けるしかありません。
 大丈夫,山梨の先生方は必ずやり遂げてくれます。

 でも,研究会では幼稚園の先生も含めて,造形教育の価値について
議論を交わすことができました。
 まさに「少数ながら精鋭なり」 中身はよいものでした。

 そして~

★すばらしかった!新田小学校6年生によるギャラリートーク

 大会の冒頭に,県立美術館の展示室へ移動。
まずは,この実践を参観することができました。

 甲府市立新田(しんでん)小学校は,県立美術館のそばの小学校です。
 6年生が美術館と連携して,主に総合的な学習の時間等を使って,
子どもたちがミニ学芸員となって2~3人のグループで
特定の作品の横に立っていて来館者を迎え,ギャラリートークを行うものです。

 子どもたちが一生懸命語る姿に思わず笑みが浮かんでしまいます。
作者や作品についての解説はもちろんですが,
なにより「この作品について私の感じたことを言います。」~これがいいですね。

 
 
 そして,用意してあった解説が終わった後,今度はこちらからいろいろ質問してみました。
子どもたちにとっては想定外(?)の質問ばかりでしたが,これがすごい!
 どの子どもの自分の考えをきちんと入れながらしっかり答えてくれるのです。

 きっと自分の担当する作品を何度も何度も見て,仲間と会話を重ねてきたんでしょう。
作品が自分のものになっていた~そんな感じなんです。

 山梨大会でも,この感じでみなさんをお迎えできないかな~?

By 鷹野 晃






 

2013/02/21

一点透視的!? 雪解けの校庭芸術。

 抜けるような青空。朝の校内巡視。

 先日降った雪解けの校庭をふと見ると,あれ?

 不思議な模様が現れていました!


まるで一点透視図法の補助線みたい?

消失点もおおよそあのあたりか…!

 校庭がキャンバスみたいです。

 よく見るとこんな模様もありました。

LPレコードみたい!
By 鷹野晃

2013/02/20

山梨からの富士

 山梨の冬は青空が広がっています。
そして,富士。

 甲府からだと手前の山並みがあって,頭だけが見える感じですが,
北へ移動して,振り向くと~こんな姿が見られます(!)。
富士はあまりに雄大で,離れてみてその壮大さに驚かされます。
 夕暮れ近く。高い山にはまだ陽が当たっています。

 自然の美しい瞬間。山梨はこんなところです。
By 鷹野 晃

2013/02/15

「うまい」「へた」がなくなる山梨の工夫

 
 図画工作や美術の授業では,「うまい」「へた」は関係ないんだよ!
 これは,真実です。でも,それを実際にどう実現させればいいのか~?
山梨でも,この大きな課題に挑みました。
 それが,これです。

 
   図画工作の時間にこの4枚のカード(上の4枚)を貼ります。
これは,図画工作ではぐくむ資質や能力を子どもにもわかる言葉にしたのもです。

  Ⅰ 造形への関心・意欲・態度→「進んでやって楽しもう!」
  Ⅱ 発想や構想の能力→「いろいろ考えよう!」
  Ⅲ 創造的な技能   →「ためそう!工夫しよう!」
  Ⅳ 鑑賞の能力     →「見つけよう!」

 その授業で必要なことは,写真のように吹き出しで補います。

 つまり,この授業は
“「面白い転がり方」について「スピード」「動き」「組み合わせ」を
試し,工夫する学習”というになるのです。

 このねらいを指導者と子どもたちとが共有したうえで活動に入ります。

 この4枚のカードを貼ると,子どもたちから
   「いっぱい考えたよ!」
    「いいこと思いついたよ!」
     「こんな工夫をしたよ!」
      「こんないいこと見つけたよ!」…
             みたいな言葉が出てきます。

  また,指導する先生からも
 「いろいろ考えているね!」
   「こんな工夫したんだ!すごいね!」
などの言葉が自然に交わされるようになります。

 いつの間にか,教室から「うまい」「へた」という言葉が消えてしまいました!

 子どもたちは,図画工作を学ぶ本来の意味を理解しながら,
何かを「つくりだす」喜びや自分のよさを見つけ出し味わっていきました。

 ~これらの工夫は,山梨県の甲州市立松里小学校
 (文部科学省や山梨県教育委員会の図画工作の研究指定校でした)で
実践されたものです。

 平成26年度の山梨大会では,その授業の実際を公開すべく準備を進めています。

 授業の始めに,先生がこのカードを黒板に貼っていくのですが,
子どもたちは,もうすっかり言葉を覚えていて,
自然にカードに書かれた言葉を声をそろえて読み上げてくれます。

 その姿がとても愛らしいです(!)

 
By 鷹野 晃



2013/02/14

今日の甲斐駒ヶ岳

 
 あいにくの曇り空ですが校庭の雪はすっかり溶けて「しるい(甲州弁)」状態です。
昨日の写真では,ちょっと雲がかかって見えなかった甲斐駒ヶ岳(2,967m)の紹介です。
 アップにしてみました。中央が山頂で,左側の峰は「摩利支天(まりしてん)」です。
 画面左の切れたあたりが仙水峠で,そこから見上げると,首を下から上にフルに動かさないと見えないくらいの大絶壁です。
 
 今は,白い雪山ですが,実は夏など雪がなくても花崗岩の岩肌で白く輝いている山です。
 
 この山は甲府からも見えて一目で「甲斐駒はあれ」と分かる形です。
 
 この独特の姿を見ると「あそこには何か別の世界がある」ときっと昔の人々も思っていただろうなあ,と想像したくなる魅力あふれる自然の造形です。
By 鷹野 晃


2013/02/13

鳳凰三山 雪景色。

 2月13日(水)。昨夜遅くから雪が降りました。
        朝には雪もやんで、今度は強めの北風。
               一瞬にして青空が広がりました。
誰もいない校庭。
 鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)の雄姿。

 写真中央が地蔵岳(2,764m)。
 山頂をよ~く見ると、オベリスク(巨大な石の尖塔)が天を突き刺すように立っています!!

 春になると手前の桜がピンク色の帯になります。

 そしてそれが春の風で散って、今度は花弁が校庭をピンクで染めるんです。

 自然って、美しいですね。

 山梨の子どもたちは、こんな感じに山ばかりの360度のパノラマ角で、移り行く季節の絶景にぐるりと囲まれて豊かな感性をはぐくんでおります。
By 鷹野 晃


2013/02/11

美術による学び研究会in栃木

 2月9日(土)~10日(日),美術による学び研究会inとちぎが,宇都宮市で行われました。

 学び研は,その夜の懇親会がとても盛り上がります。
 私は,1日目に所用があり,この懇親会に滑り込みの参加でした。
 主催した青木先生から「締めの言葉」を突然仰せつかり,山梨では運動会や結婚式などでも普通に行われるおなじみの「万歳三唱」を行いました。
 「えっ,万歳三唱なんてやらないよお。」「いや,うちの県でもするよ。」と,こんなことでも盛り上がりました(!)そのノリで,この夜は3次会まで盛り上がりました~(!!)

 って,そんなことより中身を紹介しなければいけませんね!すいません。私が研究会そのものは2日目からの参加でした。
 宇都宮美術館学芸員伊藤伸子さんの発表は大変興味深かったです。学校にある美術作品を調査し,どんなものがどのような場所にどんな風に展示されているのか~その活用についての実践でした。「多くの作品は校長室などにある」。だから子どもの鑑賞対象として生かされていないとの指摘でした。ちょっとドキッとします。私の勤務した学校を振り返っても同様な実態がありました。とても新鮮な視点で,身近なよいものをもっと生かしていく取組の必要性を感じました。

 北海道の山崎先生の「街かど美術館」の実践もよかっったです。無理をせず続けれるようにすることが大切とのこと。重要な視点です。生徒の作品を街の方々が集まる場所に展示する取り組みです。地域の方々が作品展示を通じて中学生の良さを実感していく姿が感動的でした。

 また,美術の授業中の様子を紹介したVTRはすばらしかったです。机間指導をしながらの録画で,制作に取り組む生徒が先生に相談してきたり,ごく自然のやりとりに,彼らとの信頼関係がひしひしと伝わってきて…その自然の空気感がなんともいえずすばらしく思いました。


 会の終了が近づいた頃,PRタイムで平成26年度の全造連&関ブロ山梨大会の紹介を私からさせていただきました!
青木先生,そして栃木の皆様,さまざまな準備等大変だったと思います。でも,充実したすばらしい会をありがとうございました!
 
By 鷹野 晃

2013/02/10

11日の展示作業 延期のお知らせ

予定されていた、病院への絵の展示作業は都合により延期します。詳細は後日連絡します。

2013/02/09

緊急連絡!

 山造研+山造連のみなさま

 こんにちは。私,窪田,不覚にも発熱です。38度を超えました。
 国文祭課の前田さんもインフルエンザになり,スタッフ総崩れです。
 こういう時にピンチヒッターがいれば助かるのですが,いません。

 本日のプロ・プロは中止します。

 明後日の病院展示の作品交換は行う予定です。(私次第)

 すみません!
 
      2月 9日   城南中  窪田 眞敏

2013/02/06

山梨大学附属小冬季学習会に行ってきました!

 今日は,山梨でも朝から雪の予報。でも,甲府は雨でした。

 そのような中,山梨大学教育人間科学部附属小学校の「平成24年度冬季学習会」がありました。
 
 今日披露されました新しい研究主題は「豊かに共生することができる子どもの育成」です。
でも,驚いたのはサブテーマです。

「~自他の違いから,新しい価値を創り出す学びを通して~」なのです。

 なじみの言葉が並ぶこのサブテーマ。全教科(外国語活動も含む)で今後取り組んでいくものです。
     “てっ!これって,図画工作じゃん!(甲州弁)”
 

 今日は,いくつかの教科に加え,図画工作の授業も公開されました。3年造形遊びです。

 山梨大学からは,栗田真司教授,新野貴則准教授が参加。

 授業者の清水由紀子先生は,これまで「生活科」→「音楽科」と授業を公開してきました。すべての教科をもつ学級担任で,とにかくオールマイティな先生。日頃の学級経営を生かした指導の手腕はさすがです。子どもの心をがっちりつかんでいます。

 今回の公開は「図画工作科」。「なんか,図画工作が一番楽しいです!」とのこと。
 岡田副校長先生の素早い手配で実現した図工室後ろのカーテン(写真上)。その向こうに以前製作した「友だち」が隠してありました。子供たちもこの演出に期待が爆発! 大歓声です。さすがの導入です。
  
久しぶりの自分の作品との出会いに抱き合って喜んでます!




 

 
by鷹野 晃

2013/02/05

「病院プロジェクト」と「プロ・プロ」

 「第28回国民文化祭」参加企画を現在展開中です!

 こんにちは。
 図画工作科や中学校美術科での成果を作品の善し悪しで決めていないでしょうか? 子どもたちの育ちを意識した学習のあり方を考えて,学びを保障していくことが欠かせません。
 山造連はそんな先生たちの取組を応援します。

 現在,山梨県の8支部の児童・生徒作品展示を「病院プロジェクト」と「プロジェクター・プロジェクト(以下;プロ・プロ)」の2企画で行っています。

 「病院プロジェクト」は現在市立甲府病院と国立甲府病院で行っていますが,今後は富士吉田市立病院へと拡大していく予定です。

 「プロ・プロ」は児童・生徒の作品を,夜の街中でプロジェクターを使って建物の壁などに投影する取組です。この取組はこれまで山造研を中心に行われてきたものです。
 2月3日(日)には,大神宮祭で賑わう甲府の商店街で実施しました。
 また、今後は、2月8日(金)の18:00からJR甲府駅北口の県立図書館の正面のガラス壁に投影して実施します。翌日9日(土)は甲府市内の商店街「コリド(桜町)」の国道から3軒目の空き店舗のウィンドウをつかって行います。
 今回これらの取組は、山梨県で今年1年掛けて行われている富士の国やまなし国文祭の一環として,「まちなか美術館」と称して行われています。

 どちらも曜日指定ですが,毎月第2金曜日と土曜日に実施します。

市立甲府病院の展示

「ヨコヤマ」さんでの上映
 

 地道な活動ですが,子どもたちの元気が,社会に活気を与えてくれると信じています。

             2月5日   甲府市立城南中学校   窪田 眞敏
関連した過去の取組 山梨県造形教育研究会HP

2013/02/03

大分県に学ぶ③

 1月27日(日)午前中は,授業改善セミナーⅠです。大分県立美術館推進局主幹の木村典之先生の司会で,パネルディスカッション「鑑賞で楽しもう美術教育」でした。
 
パネラー次の3名の方です。
     ◎臼杵市立北中学校 永松芳恵先生
     ◎大分県立芸術会館 池田隆代先生 
     ◎しろひげNature Art Work Shop 鈴木  斉先生

★人と人との信頼のネットワークが美術教育を支えている!★

 永松先生は,体育館に本物の作品を展示した取組を中心に発表されました。警備員も24時間常駐。飾り付けも専門の方々が行ったとのことです。臼杵市でも本県と同じく,美術の専任教師が配置されない現状があり,そのなかでの取組であることもすばらしく思いました。
 日々の激務に加え,さまざまな連絡調整,計画づくり,場所の確保,日程確保…これはすごいパワーです。でも,その原動力はやはり「目の前の子供たちのために」というものでした。これは私たち教師の共通の願いですね。この崇高な思いが,心からの共感を呼びます。感動です。
 
 
 「管理職の理解が後押しになっている」とのこと。でも,これも管理職からの「信頼」があるからでしょう。日頃の先生の取組があっての非常に深い言葉に思いました。永松先生も大分の美術教育を支えている大切な柱のお一人でした。

 池田さんは,前日の美術鑑賞教育フォーラムを中心になって取り組んでこられた方です。「私は教員ではありませんから」とおっしゃっておりましたが,子供たちの成長を見る目はすばらしいものがありました。また気さくで誠実なお人柄からか,芸術会館とともに実践に取り組んだ,それぞれの学校の先生方とのつながりも深く,その信頼関係の中でさまざまな実践がされていることがわかり,心が動かされます。
 造形教育を愛する心,人と人とのつながり,結び付き~その根底にある子供たちへの深い愛情。
参加されている大分の先生方の自らを磨き力量を高めようとしてる姿に何か大切なものを教えていただいたきがしました。

 鈴木先生は,東京都で中学校美術の教師をずっとなさっていた方です。パネルディスカッションが始まる前にスライドショーに感動しました。生徒が屏風絵づくりに取り組み,文化祭の背景に飾られその前で合唱を披露する生徒たち。そして,卒業式の壇上にも。優しい音楽をバックに時系列に淡々と流れるスライド。子供たちがシャッターを押したという自然な画像には,子供たちが作品が仕上がっていくのと同時にどんどん成長していくような~そんなすてきな姿が映り込んでいます。
 
卒業式後に友だちと撮った笑顔のスナップ。ここで涙がぽろり。なんか,鈴木先生の気持ちとシンクロしてしまうような,そんな臨場感と感動が伝わってくるものでした。
 パネルディスカッションでのプレゼンも心に響く内容で,なんだか励まされます。さすが鈴木先生です。鈴木先生は山梨県の総合教育センターの講師で来県しています。来年もおいでいただけるとのことで,ぜひ山梨でもあの感動をお願いします!

 自分の仕事が美術の教師でよかった~そんな笑顔になれる内容の濃いパネルディスカッションでした。
By 鷹野 晃

 

2013/01/31

大分県に学ぶ②

大分県立芸術会館会場の窓から見える大分市内の街並み

【生徒と高山辰雄を鑑賞~対話による作品鑑賞でファシリテーターとなる】

さて,「大分に学ぶ①」に続き,②です。
 1月26日(土),1時間の講演を終えて,ホッとしたのもつかの間,すぐに1Fギャラリーへ。
 そこには,大分市立滝尾中学校と大分市立明野中学校の美術部の生徒が待っていてくれました。
 「えっ!?明野中? 我が山梨の北杜市にも明野中がある!」
これが,いわゆる「ツカミ」のつもりでした(!)

 でも,はじめて会った子供たちにいきなり対峙して,15分で一作品。
子供たちも,健気に初めて会った「おっさん」に,一生懸命合わせてくれています。
 そんな気持ちが伝わってきてさらに緊張~。そう緊張しておりました!!
もう一つのグループは鈴木斉先生が担当していました。あの鈴木先輩も,緊張した!と話していました。

 先生方からの事後の感想に「ベテランの先生方でもうまくいかないことがあることが分かり,安心しました」という当を射た感じのものがあった気がして, そんな意味でも,「よい見本」になれました(!)

 この勇姿が,翌日の「大分合同新聞」で紹介されました!写真の私と,その内面のギャップはおもしろいですね(!)。

 ファシリテーターを降りた瞬間,美術部の顧問の佐藤先生が入ってきてくれて,子供たちと会話を始めました。すると,自分の感じ取ったことが次から次えて出るわ,出るわ!
 
 やっぱり,日頃のつながりって大切なんだ。こういう信頼関係も授業をつくっているんだって改めて思いました。

 「でも,美術館のボランティアの方々はいつも初対面の方を相手にしているんだよ」と上野行一先生がそっと私にささやきました。

 すいません,ギャラリートークの写真が手元にないので,会場の窓から見えた景色を載せました。この日の大分はとっても寒かったです。

By 鷹野 晃

 
 

大分県の学ぶ①

 
大分県立芸術会館の池田隆代さんのプレゼンに見入る大分の先生方
1月26日(土)~27日(日)に,大分県におじゃましました。3年間取り組んできた「おおいた夢展覧会プロジェクト」の最終年と言うことで、帝京科学大学の上野行一先生、鈴木斉先生とともに鑑賞教育フォーラムに招いていただきました。大分県内から熱心な先生方や美術館関係者など、50人以上の方が集まりました。
 「対話による鑑賞の実際を学びたい」そんな動機で自主的に参加されている先生が多かったそうです。
 休日にもかかわらず「学びたい」「自分を高めたい」と自主的に集まるこの大分の先生方の熱意はすばらしい! 

  そんな中で,私は山梨の取組をお話しさせていただきました。図画工作の目標を子ども向けに訳してそれを読み上げる山梨の小学生。そのVTRから始まって,甲州市立松里小学校の4つの観点を子どもにわかる言葉に置き換えた4つのカードを黒板に掲げる実践,そして26年度の山梨大会の「造形100年教育~わたしを俯瞰して見えるもの~」を紹介したあのVTRを大分でも紹介させていただきました。
 映像で紹介した山梨の子どもの姿に「感動した」「元気をもらった」との声をいただきました(アリガトウゴザイマス!)。

 VTRを素直に見入る大分の先生方にふと目をやると,その目がとっても輝いていて~何か教師としての…いや一人の人間としての~優しさ,直向きさ,そんな美しさにあふれていて~,なんてすてきな人たちなんだろうと講師をしながら感動しておりました。

 図画工作や美術の授業でこんな先生方に見守られていたら安心しちゃうし,自分を素直に出せちゃうんじゃないかなあ。

 こういうことって図画工作・美術で本当に大切なことだなって,改めて思うことができました。

By 鷹野 晃




2013/01/30

富士吉田市内を「俯瞰」する!

1月26日(土)大分の美術鑑賞フォーラムに向かう機上から,富士吉田市内が一望できました。左上は河口湖です。飛行機って楽しいですね。鳥になった気分です。
By Akira-Takano

2013/01/08

山造研+山造連のみなさま

 2013年もよろしくお願いします。
 いよいよ全造山梨プレ大会の年になってしまいました。早いです! 17日に研究会兼打合せ会議が行われます。その際,山造研各支部の作品データ(プロプロ用)とよっちゃばれ展の展示作品(病院展示作品ですのでそれなりに!)を持ち寄っていただくことになっています。忘れないでご協力をよろしくお願いします。

 国文祭も今週末からスタート。まちなか美術館プロプロが展開されることとなりました。運営は山造研です。こちらへのご協力もお願いします。まちなか…は週1回の入れ替え展示ですが,こちらは展示会場(支部の病院です)が決まったところで協力の依頼をします。手伝ってください。プロプロは私と数名いればありがたいのですが,月に1回。場所は甲府の県立図書館と市内の商店街の空き店舗です。期日が決まり次第こちらも連絡します。

 現在は官公立病院協議会への協力依頼確認と画像の準備中です。開催の1月12日(土)から約1年間の取り組みですから,気長にがんばります。病院展示(国文祭まちなか美術館)は1月21日(月)から展示開始です。こちらは20日(日)に搬入展示作業を行います。なんと,カルチャくんつきの看板が各会場に設置されます。

 何のための取り組みか? これは先生方の出張旅費確保のための仕事です。何とか県教育委員会との共催にしないといけないのです。
 
 さらに,私の活動は全て,ボランティアです。理解してください。


 2013年 1月 8日      城南中学校    窪田 眞敏