2014/07/08

公開授業に向けた授業改善研究会

 「もう2度としたくない!」
 これは,過去の関東ブロック山梨大会で,公開授業を経験した先生から出された意見です。
「なにもかも,一人だった。」と怒りに近い表情で語ってくれました。
 これは,山梨大会の公開授業をどうするか,を話し合ったときの出来事です。

 そんな反省に基づいて今回は,徹底して授業者をサポートしようと「授業改善研究会」を立ち上げました。その研究会が各チームごとに開いています。
これは,会場校で行われた「特別支援部会」の話し合いの様子です。授業者のお二人の先生方を囲んで,熱心に意見を交換しています。

 今回は,県立の特別支援学校からの共同研究者が,チームに入っております。特別支援学校の先生方が積極的に関わって,組織的に動いてくれています。

 黒板には山梨独自の甲斐善策「4つの力」が掲げられています。

 「特別に支援が必要な子どもには,言葉で何をすべきか明確に示すことは大変効果的で,図画工作の授業で働かせる“4つの力”を掲げる方法は,むしろ特別支援教育には合っているかも。」と言っていました。

 特別支援教育でも図画工作・美術の授業は楽しく取り組んでいるとのこと。
以前「どちらかと言えば“主要教科”だよ!」と話してくださった方もいました。

 どの子どもたちも輝ける授業づくりをどうするか~山梨大会に向けて「こぴっと」考えています(!)




 こちらは,別の学校で「発想や構想の能力」についての公開授業を考えているチーム。
やはり,“4つの力”を掲げての話し合いです。

 足下には,子どもたちが取り組んだ作品が並んでいます。

 これは,小学校の公開授業を考えるチームですが,一緒に考える共同研究者には中学校の教員が入っています。
 このように,小中の教員を混在させてチームを構成しています。
 こうすることで,一つの授業を小中学校9年間を「俯瞰」しながら,創り上げるようにしています。

 山梨大会のキーワードである「俯瞰する」という姿を紹介させていただきました。

2014/07/01

山梨大会 分科会はこんな感じです。

せっかく遠くから来たのですから~


 せっかく遠くから来たのに,発表時間が「5分でお願いします。」では申し訳ありません。
また,せっかく参加したのに,一言も話さなかったり,話しが深まらなかったりすることも,申し訳ありません。
いかに時間を作り出すか~知恵を絞りました。山梨大会では,こんな工夫をしてみました。
①まず,山梨からの提案は公開授業に代えることとして,分科会ではあまり時間は取りません。
 山梨については,冒頭に基本的な質問を受け付ける程度とします。
 
 その分を,遠くからおいでいただいた県外からの実践提案者の時間に割り振りました。
 そうして,県外からの実践提案は30分間を確保しました!
 

 一つの分科会に違う校種が混在~

 「小中会場」では,2つの県外提案について小学校と中学校を依頼してあります。
 
その会場のテーマが【創造的な技能】についてであれば,それを軸に,小中学校の9年間を「俯瞰(ふかん)」して,語り合えるようにしました。
 
 なお,高校会場では「中学校」と「高校」がコラボします。
 
 
②山梨からの提案も含め,3つの提案をもとに,今度はグループ討議に入ります。
 



 

じっくり話したい! グループに分かれて小グループに~

 
③ここで「司会者」「助言者」の方々の活躍となります。
 各グループ単位に,「司会者」「助言者」を依頼させていただきました。
「助言者」は,常に話しに加わりつつ,グループ内の話しの方向性や内容が深まるよう適宜助言をしていただけたらと思います。とても重要な役割です。よろしくお願いします!
 
④県外の実践提案者も,県内の世話人,公開授業者もグループに入ります。
 これに,一般参加の方々も加わりじっくり意見を交換できたらと思います。
 
 「記録」は,山梨の公開授業を授業者と共につくった「共同研究者」が担当します。
 
 
 このように,せっかく山梨に来たのですから,少しでも意見が言えるようにしました。


⑤それぞれのグループで話し合ったことを,発表し合います。
 最後に大学部会からおいでいただいた「統括助言者」が助言を行う~という流れです。
 
 大会1日目は,午前が公開授業,午後はじっくり分科会。
その後は,レセプションとなります(!)
 
 題して「甲府で喰う幸福(こうふく)」 この話は,また後日。
 
では,ごきげんよう,さようなら。