最終案内が手元に届いてじっくり見ると…(!?)
「なんなんだ!?」
近づいてきて,改めて要項を見読むと,この山梨大会の不可解さ(!)が見えてきました。
みなさんいかがでしょうか?
分かりづらくて誠に申し訳ありません。まずは,お詫びを申し上げます。
では,改めて説明します。実はこんな大会です。
実践提案が「何をしたか」だった時代
山梨大会は,過去の本県での研究会の反省から成り立っています。
本県でも研究会では,あらかじめ指名された参加者が実践提案をもってきて発表をします。
そのときの内容は,概ね 「こんなことをしました」 というものでした。
こういった提案では,
参加者は,
「おもしろいから,わたしもやってみよう!」
反対に
「でも,こうしたほうがおもしろかったんじゃない?」
「こうすればよかったんじゃない?」という論議になりました。
こういうことが「研究」だと思っていました。
しかし,あるとき,「これでいいのか??」という疑問が,誰からともなく出されました。
「いったい何が育っているの?」
この疑問が,スタートだったかと思います。
「何が育ったか」へ
今回の山梨大会は,「何をしたか」ではなく「何が育ったか」に主眼を置く大会です。
どのような実践でもよいのですが,
それをとおして,子どもたちの中に「何が育ったか」に着目します。
準備した公開授業も,単なる(?)授業ですが,
「何を育てようとしているのか?」という視点で見ていただけるようにしました。
公開授業をもとにした分科会も,
「育てようとしていた資質や能力は何?」で
「それを育てるためにはどんな手立てが有効なのか?」などに特化し,話し合います。
しかも,例えば,小学校と中学校,中学校と高等学校,特別支援教育と通常学級の指導というように,大人側の枠組みにとらわれず,子どもの成長に軸足を置いて,教師側を混成して分科会が構成さえています。
思わず「わたしは◇学校の教員だから,△学校のことは分からない」と校種の違いに戸惑うと思いますが,「わからない」は禁句です(!)
つまり,ここが山梨大会の不可解なところです。
これまでの枠組みをいったん外してみる。何か新しいことが見えてくるのではないか?
これが大会テーマにある「俯瞰する」の実際です。
いわば「資質や能力特化大会」(!?)
自分の中にいつの間にか居座る「枠組み」というフレームを
改めて見つめ直して,子どもたちのそのままの姿をみる…。
大人の枠組みをいったん外して子どもを見つめる |
「何が育ったか」我々山梨の挑戦です。
つたない山梨からの提案ですが,全国の皆さん,山梨に来て,そんなわたしたちにどうかご指導ください。