2013/02/11

美術による学び研究会in栃木

 2月9日(土)~10日(日),美術による学び研究会inとちぎが,宇都宮市で行われました。

 学び研は,その夜の懇親会がとても盛り上がります。
 私は,1日目に所用があり,この懇親会に滑り込みの参加でした。
 主催した青木先生から「締めの言葉」を突然仰せつかり,山梨では運動会や結婚式などでも普通に行われるおなじみの「万歳三唱」を行いました。
 「えっ,万歳三唱なんてやらないよお。」「いや,うちの県でもするよ。」と,こんなことでも盛り上がりました(!)そのノリで,この夜は3次会まで盛り上がりました~(!!)

 って,そんなことより中身を紹介しなければいけませんね!すいません。私が研究会そのものは2日目からの参加でした。
 宇都宮美術館学芸員伊藤伸子さんの発表は大変興味深かったです。学校にある美術作品を調査し,どんなものがどのような場所にどんな風に展示されているのか~その活用についての実践でした。「多くの作品は校長室などにある」。だから子どもの鑑賞対象として生かされていないとの指摘でした。ちょっとドキッとします。私の勤務した学校を振り返っても同様な実態がありました。とても新鮮な視点で,身近なよいものをもっと生かしていく取組の必要性を感じました。

 北海道の山崎先生の「街かど美術館」の実践もよかっったです。無理をせず続けれるようにすることが大切とのこと。重要な視点です。生徒の作品を街の方々が集まる場所に展示する取り組みです。地域の方々が作品展示を通じて中学生の良さを実感していく姿が感動的でした。

 また,美術の授業中の様子を紹介したVTRはすばらしかったです。机間指導をしながらの録画で,制作に取り組む生徒が先生に相談してきたり,ごく自然のやりとりに,彼らとの信頼関係がひしひしと伝わってきて…その自然の空気感がなんともいえずすばらしく思いました。


 会の終了が近づいた頃,PRタイムで平成26年度の全造連&関ブロ山梨大会の紹介を私からさせていただきました!
青木先生,そして栃木の皆様,さまざまな準備等大変だったと思います。でも,充実したすばらしい会をありがとうございました!
 
By 鷹野 晃